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国原譜

きょう3日は憲法記念日。県内でも集会や…

 きょう3日は憲法記念日。県内でも集会や学習会などが開かれる。夏の参院選の争点の一つになるとみられる憲法改正でも賛否両論の火花が散る。

 安倍晋三首相は1月4日の年頭記者会見で、改憲について「これまで同様、参議院選挙でしっかりと訴えていく」と発言。「国民的な議論を深めていきたい」とも述べた。

 また最近も、憲法改正のためには野党を含む改憲勢力の結集が必要との認識を示した。安全保障法制や集団的自衛権行使なども絡めた論戦が熱を帯びそうだ。

 ただ、改憲について賛成、反対を声高に叫ぶだけでは何にもならない。安倍首相が言うように、国民的な議論として深めていくことが大事だ。その先に国民が出す結論がある。

 「大日本帝国憲法」と「日本国憲法」とはどう違うか。憲法はどのように制定されてきたか。明治維新から現在までの歴史の中で、戦争と憲法はどう関わってきたか。

 憲法は文字(言葉)としていつでも読める。要は書かれていることの必然性がどれだけ、どのように感じられるかだ。憲法をわがものとするため、自分の頭で考え続けたい。(北)

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