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国原譜

本当の「不退転の覚悟」がどういうものか…

 本当の「不退転の覚悟」がどういうものか、少し分かったような気がする。それもNHKの大河ドラマ「真田丸」の武士のイメージと重なってだ。

 先日、奈良市内で開かれたリニア中央新幹線建設促進県期成同盟会での話。席上、荒井正吾知事は「やりとかぶとで毎日立つような気構えでないと」と出席者に迫った。

 同新幹線では、東京―名古屋間が先行して建設が進む中で、名古屋―大阪間はまだルートも駅の位置も“確定”はしていない。そのことへの危機感が乏しいという訳だ。

 近畿の国会議員の間では全線同時・早期開業への動きが加速しているというが、国の整備計画で明記された「奈良市付近」経由ルートに反対する勢力があるではないか。

 ルートはあとから決められると思っている勢力に対しては油断なく戦い、断固として排除せねばならない。かつて九州新幹線の計画に携わった経験に基づく信念だろう。

 ぼんやりしていたら、リニア新幹線の駅を県内にという悲願はかなわないかもしれないよ。戦い取らないと実現しないよ。県民の本気度、結束度も試されているのだよ。(北)

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