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国原譜

どこへ行っても熊本地震の話題となる。前…

 どこへ行っても熊本地震の話題となる。前震のあとに本震があり、しかも震度7クラスが続けて起きるという、例のない現象だ。

 余震も続いており、被災者の心労も限界に近い。阪神大震災から21年、東日本大震災から5年が経過し、地震の恐ろしさは身にしみたはずだが、気持ちの上で油断があったかもしれない。

 県内でも支援の輪が広がっており、自治体をはじめ学校や企業など募金活動が展開されている。夜を徹して救援物資を届けた企業もあって、善意が広がる。

 何かできることはないかと、やむにやまれぬ気持ちが、そうさせている。地震列島の日本は、いつどこで地震があってもおかしくない。明日はわが身だ。

 それだけにこの地震で「活断層」が注目された。県内にも奈良市東縁部や西方の生駒谷に走っているという。その周辺に住む人たちは、気になって仕方がないだろう。

 奈良市役所でさえ、震度6強ではもたないという。今や建物の建設で、活断層の有無と耐震は最も考えねばならない。同市でもめている新斎苑(火葬場)問題もそうなる。(治)

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