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国原譜

張り詰めた気持ちも、繰り返される余震に…

 張り詰めた気持ちも、繰り返される余震に、絶望感さえ漂っている。最大震度7を観測した熊本地震は、余震が続いて何も手がつかない。

 あの阪神大震災以来、新潟県中越地震、そして東日本大震災と、日本列島はズタズタにされているような感じだ。日本のどこで地震が起きてもおかしくない。

 遠い九州のことではあるが関西には多くの人が出てきており、熊本県人の知り合いが、たいがいいるものだ。それだけに倒壊した家屋などの映像を見ていて、何もできないことが悔しい。

 東海南海地震が予想されるなかで、いつ起きるか分からないことを肝に銘じたい。奈良市の新斎苑(火葬場)整備計画で、改めて安全性が問われる。

 市は3月に周辺の地質状況について「推定断層」と表記していたが、学者や議会の指摘で「推定活断層」と訂正した。誤記だったというが、大事なことを隠していたとしか思えない。

 地域住民をだましていたことになる。議会が予算を認めなかったのに、それでも同市横井町の山林付近にこだわっている。合併特例債も大事だが、市民の生命が第一だ。(治)

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