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国原譜

昨日は、春らしい陽気に恵まれ、あちこち…

 昨日は、春らしい陽気に恵まれ、あちこちで名残の花見をした方々も多かったことだろう。先日の強風が”花散らし役”となり、桜並木の全景としては見ごたえは落ちたものの、満開の木もいくつかあり、まだまだ楽しめた。

 桜はその土地の人々が、代々守り続けてきたからこそ、毎年美しい花を咲かせ、見る者にやさしさや心のやすらぎを与えてくれる。数ある花の中でも特別な存在だ。

 外国人観光客の姿も多く見られたが、場所によっては勝手に枝を折ったりして記念撮影の道具にしたりする者もいたようだ。日本人の中にも、ごみを持ち帰らない者がいて困ったことだ。

 1週間前に見た佐保川の桜並木は、実に見事な美しさだった。ただ、路上駐車などで交通渋滞も発生していた。クラクションを鳴らすのは無粋もいいところだ。

 でも川沿いに建てられた手作りのあんどんには、ぬくもりや味わいがあった。絵手紙やイラスト、仏画などが描かれ、俳句などが書かれていて、二重に楽しめた。

 ともあれマナーを守って、みんなが心地よいひとときを過ごせるように、心掛けたいものだ。(恵)

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