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国原譜

先週末に放送が終わったNHKの連続テレビ…

 先週末に放送が終わったNHKの連続テレビ小説「あさが来た」は、今世紀史上最高の平均視聴率(関東地区23・5%、関西地区21・4%)をマークした。

 幕末から明治という、過去にあまり例のない時代背景であったが、それが逆に新鮮でもあった。橿原市今井町がロケ現場であったのも今では懐かしい。

 主人公は女子大創設のため資金集めに奔走したが、支援する人たちの中に工藤という銀行の顧客がいた。それがおそらく、川上村の山林王・土倉庄三郎がモデルと推察される人物だったようだ。

 郷土の偉人がドラマに登場するのはうれしいものだが、もう少し活躍ぶりを見たかった。政治・経済・教育など幅広い分野で資産を活用し、国家や郷土を支えた、明治を語るに欠かせない大実業家である。

 大河ドラマ「八重の桜」でも、新島襄の同志社大創設に資金援助したのにほとんど触れられていなかったように記憶している。いずれまた、何かのドラマで登場する日を待ちたい。

 昨日からは「とと姉ちゃん」がスタート。舞台は昭和の初めごろへと移り、当時の暮らしぶりが描かれるようだ。(恵)

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