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JRグループは26日にダイヤ改正を行っ…

 JRグループは26日にダイヤ改正を行った。最大の出来事は北海道新幹線の新青森―新函館北斗(約149キロ)間の開業。昭和39年の東海道新幹線開業から半世紀余り、新幹線が初めて北海道に入った。

 これで鹿児島まで列島を縦断するネットワークが完成。73年の整備計画決定から40年以上を経ての開業に、観光振興など沿線住民の期待はふくらむ。

 関西に目をやると、JR神戸(東海道)線に「摩耶」、山陽線に「東姫路」という新駅が誕生した。これから、人の流れや街づくりにも変化が訪れることだろう。

 一方、廃止の危機を乗り越え、約6年半ぶりに全線で運行を再開したローカル線がある。三重県の松阪と伊勢奥津(津市)を結ぶ名松線である。平成21年10月の台風18号で被災して一部区間が不通になり、JR東海は廃線・バス代行運転を提案した。

 しかし、美杉町などの沿線住民は存続を求め、11万6千人分もの署名を集め「元気にする会」をつくり、各種イベントで盛り立てた。

 「大切な交通手段であり、地域活性化につながる観光資源」という強い願いが復活につながった。(恵)

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