国原譜

安倍晋三首相が奈良の柿をおいしそうに食べている写真を…

 安倍晋三首相が奈良の柿をおいしそうに食べている写真を見てうれしく思う。JAならけんが、今年も首相官邸を訪れてPRした。

 五條支局を担当した駆け出し時代に、「こんなにうまい柿があるのか」と驚かされた。大きさといい、色艶といい、地元の人が「日本一」だと自慢するだけある。

 首相は「ちょうどいい歯ごたえ。甘くておいしい」とほおばりながら評したが、お世辞ではないだろう。「海外を訪問したら、奈良の柿をPRしたい」とも語ってくれた。

 同行したJAならけんの永田正利会長は「総理に食べてもらうと生産意欲も高まる」と話し、奈良の生産現場も見てほしいと要望した。五條市の西吉野地区に来てもらえば、紀伊水害の被災地も近くだ。

 是非とも来てほしいものだ。東日本大震災の被災地も大事だし、今年になって広島の土砂災害、御嶽山の噴火と続いた。政治は実際に現場を見ることが大事だ。

 同じく同行した中出篤伸理事長も「総理に発信してもらうことで、全国にPRできる」と、満足そうだった。こうした場面を演出してもらえたことを感謝したい。(治)

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